研修実施報告 Report

　9月9日（火）、社会福祉研修「リスクマネジメント研修【実践編】～リスクに強い職場づくりのポイント～」を開催いたしました。“社会福祉研修”は、当法人の自主事業として実施し、他法人の皆様にも案内しているものです。
　本研修は、定員を上回る申込みがありましたが、講師の御厚意により希望者全員が受講することができました。
　研修では、「福祉施設におけるリスクマネジメント」、「事故原因の分析と対応策の検討」、「事故発生時におけるご家族への対応」、「安全文化の醸成、心理的安全性」をテーマに、講義と演習を交えて実施しました。
　特に、今年度、新たに取り入れた「事故発生時におけるご家族への対応」では、まず受講者同士で「事故発生時にご家族への報告で悩むこと」や、「サービスへの苦情対応で課題を感じでいること」をグループで共有しました。その後、“苦情対応の必要性”や“対応が不十分な場合に起こり得る影響”、“管理職に求められるポイント”などについて講義で理解を深めました。
　アンケートでは、『家族対応の資料があって、参考になった』、『ＳＨＥＬの大切さや、ご家族対応について、とても分かりやすかった』、『事故原因の分析の方法について、詳しく学ぶことができた』などの感想が寄せられ、職場におけるリスクマネジメントの実践力向上につながる研修となったことがうかがえました。
　本研修で学んだ、“分析には事実関係の正確な把握が必要”、“対策案は評価できる記述にする”、“安全文化の醸成の第一歩は報告から”といったポイントを、今後の現場での取り組みに活かし、安全で安心できるサービス提供につなげていただければ幸いです。